LuaJIT2.0 を DxLib プロジェクトに組み込む

LuaJIT2.0.0-rc1が本日リリースされました。
11/7までにバグの報告がなければこのまま正式公開になるとのこと。

※2012/11/07 追記
LuaJIT2.0.0-rc2がリリースされました。
rc1で発生していたバグが修正されています。
11/8までにバグが報告されなければ、rc2が正式版となる模様です。

※2012/11/08 追記
LuaJIT2.0.0-rc3がリリースされました。
rc2で発生していた重大なバグが修正されています。
11/12までにバグが報告されなければ、rc3が正式版となる模様です。

※2012/11/13 追記
LuaJIT2.0.0-rc3がLuaJIT2.0.0として正式公開されました。

とうとうbetaが外れたことですし早速組み込んでみることにします。
以下、DxLibで開発しているプロジェクトで組み込むことを前提に記事を書いていきます。
尚、筆者はVisualStudio2012を使用しています。


さて、
まず公式からLuaJIT 2.0.0のzipファイルをダウンロードしてきて解凍します。

生成されたフォルダの中身を確認するとsrcというフォルダがあるので、その中にある"msvcbuild.bat"をテキストエディタで開きます。

17行目にある

@set LJCOMPILE=cl /nologo /c /MD /O2 /W3 /D_CRT_SECURE_NO_DEPRECATE

@set LJCOMPILE=cl /nologo /c /MT /O2 /W3 /D_CRT_SECURE_NO_DEPRECATE

へ書き換えてから保存します。

あとはこのバッチファイルをVS2012のコマンドプロンプト

msvcbuild.bat static

として実行してあげればそれでコンパイルは終了。
VS2012に対応しているか多少心配でしたが、問題なく通りました。


お次は組み込み。

VisualStudioのソリューションを開いて、プロジェクトのプロパティを開きます。
構成を「すべての構成」に変更し、

にそれぞれsrcフォルダを指定します。

最後に、

  • リンカ>入力>追加の依存ファイル

に"lua51.lib"を追加します。

以上でLuaJITの組み込みは終了です。